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新築一戸建てのメンテナンスはどのくらいでやるべき?

公開日:2020/08/15   最終更新日:2020/09/02

人も年々歳を取っていくように家も経年劣化が起こり、さまざまな部分に傷みや不具合が出てきます。大切なマイホームの寿命を延ばし、長い間快適に生活するためには適切なタイミングでメンテナンスをすることが大切です。今回は、メンテナンスの必要性と必要となりやすい箇所についてお話しします。

メンテナンスが必要な理由をチェック

新築の住宅も年々、住み続ければ済み続けるほど外壁や内装、住宅設備などの経年劣化が進み修繕が必要となってきます。もしメンテナンスをしなかった場合、快適な生活を送ることができなくなるだけでなく、マイホームの寿命も短くなってしまうので注意が必要です。

場合によっては梁や柱など家の大切な部分が大きなダメージを受け、建て替えが必要となるケースもあるようです。ですが必要な時期に必要な施工を行っておけば、木造住宅であっても50年以上住み続けるということもできます。一生、快適に暮らせるマイホームをキープしたいという場合、定期的に必要なメンテナンスを行うのが必須です。

築10年ほどを目安に行いたいメンテナンス

新築一戸建ての場合、築10年という期間がメンテナンスを考えたい1つの目安になるといわれています。築10年と聞くとまだまだ修繕は必要ないと感じる人も多いかもしれませんが、この期間を目安に手入れをすることが住宅の寿命を延ばすことにつながるようです。築10年で行いたい施工としては外壁や屋根の塗装、シーリングの打ち変えに床下のケアといった部分です。

外壁や屋根には防水の塗装が施されていますが、太陽光や風・雨といった自然のダメージによって、防水効果は低下します。そのまま放置してしまうと防水機能が落ちたところから雨水が入り込み、家の土台となる梁や柱を腐らしてしまうこともあるので、定期的に外壁と屋根の塗装を行うことが必要です。

塗料の種類によって塗装を行うタイミングは変わってきますが、一般的な塗料の場合は10年を目安に塗りなおすのがおすすめです。シーリングは外壁の継ぎ目の部分で外壁や屋根同様、雨・風などのダメージによって剥がれが生じます。

シーリングが剥がれてしまうと外壁の継ぎ目部分から雨水が入り、やはり梁や柱のダメージにつながります。雨水の影響で梁や柱が腐るなどすると大きなリフォームが必要となり、修繕費用も高額になってしまうのでそうならないよう、早めに外壁・屋根の塗装やシーリングの打ちなおしをすることが大切です。床下のケアは主に防蟻処理のために行うもので、住宅に深刻な被害をもたらす白アリ駆除や対策を目的としています。

このような部分の修繕の他に築10年ほど経ったらケースによって、キッチンやお風呂にトイレといった水回りの修繕も必要となるかもしれません。水回りの住宅設備は年々、機能性がアップし使いやすいもの・掃除しやすいものが出ているので、快適な生活を送るために築10年ほどで一度見直してみるのもよいでしょう。また築10年もすると室内の壁紙もくすみ、剥がれてきていることが多いのでこのタイミングで張り替えるお宅が多いようです。

築20年から30年後に行いたいメンテナンス

一戸建て住宅も築20年から30年後も経つとさまざまな部分の修繕が必要となり、施工代もかさむことが多いようです。10年ほどのスパンで行ってきた外壁や屋根の塗装、シーリングの打ちなおしでも機能をキープすることが難しくなるので、築20年から30年後には外壁・屋根の増し張りや張り替えが必要となるかもしれません。

外回りだけでなく室内も築20年から30年後には大幅な修繕やリフォームが、必要となることが多い傾向にあります。たとえばフローリングは築25年ほどで張り替える、畳は築30年ほどで表替えではなく新調するのが理想的です。築20年から30年も経っているとキッチンやお風呂、トイレなどの水回りの設備はかなり古くなっており、不具合も起こることが多いので新品に入れ替えるケースが多いです。

住宅は生活する家族の年齢や人数などによって住宅設備や間取りなどを変更することも、快適に生活するために欠かせません。30年前はとくに問題は感じなかったけれど、30年経った現在はちょっとした段差で躓く、生活しにくいという場合はバリアフリーにするなどのリフォームも必要となります。

 

新築一戸建てはどこを見てもピカピカで新しく、10年後・20年後・30年後をイメージすることは難しいかもしれません。しかし、何もお手入れをしなかった場合、見た目が古くなっていくだけでなく住宅としての機能自体が低下してしまいます。

とくに雨漏りなど雨による被害は深刻なダメージとなるケースが多いので、必要な時期に外壁や屋根の塗装に白アリ対策などの施工を行いましょう。大切なマイホームを守るためだけでなく快適に生活するために、キッチンなどの住宅設備も定期的に点検や入れ替えするのがおすすめです。また家族構成や年齢などによって必要なメンテナンスは変わってくるので、その点を考慮して必要な施工を行うとよいでしょう。

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