新築一戸建ての外観・内装のデザインを考えるうえで知っておきたいこと!
夢の新築一戸建てマイホームを建てる際、外観や内装はどうするか、きちんと考えているでしょうか?予算はもちろんですが、他にもいくつか気を付けるポイントがあります。後悔することがないように、外観・内装のデザインを考える際にはこれらのことも考えておきましょう。
外観デザインを左右するポイント
まず、家の第一印象を決める、外観デザインを左右するポイントをいくつかご紹介します。
第一に、屋根の形です。一軒家と言えば三角屋根のスタイル、“切妻屋根”が主流ですが、他にも台形と三角形を組み合わせた寄棟屋根デザイン、天井部分が一面のみで作られている片流れ屋根デザインや、陸屋根デザインなど、様々なスタイルがあります。屋根の形が異なるだけで外観の印象はがらりと変わりますので、機能性や好みに合わせて形を選びましょう。
次に外観デザインの印象を決めるのが、壁です。一口に壁と言っても様々な種類がありますので、どの壁を使うか比較してみましょう。
たとえば、セメントに線維などを混ぜて作られた窯業系サイディングは、カラーバリエーションが豊富なだけではなく、耐火性や耐振性にも優れています。クールな印象の家を作りたいのであれば、ガルバリウム鋼板を使うのも良いでしょう。こちらは耐振性やメンテナンス性が非常に高く、15年保証がつく商品もあります。軽い金属で作られているため、シックなスタイルの家をデザインしたいときにぴったりです。
他にも外観の床面をレンガ作りにするのか、それとも芝生などの植物作りにするのかも、印象を大きく変えるポイントです。こちらも好みで構いませんが、メンテナンスの手間を考えるとレンガやコンクリート塗装のデザインが人気です。外観デザインは見た目の印象だけではなく、機能性やメンテナンス性能も考えて選ぶようにしましょう。
外観デザインのタイプ
外観デザインを決める際には、全体のテイストをどうするか考えることも大切です。温かみのあるナチュラルテイストなのか、シックなモダンスタイルと和風スタイルがマッチした和モダンテイストなのかによっても、似合う屋根が異なります。全体の家のデザインを決めることで自然と外観のデザインに統一感が出ますので、希望のスタイルを決めましょう。
他にもモノトーンベースのナチュラルスタイル、アメリカンカントリーなデザインが可愛いらしいアーリーアメリカンなど、様々なスタイルがあります。洋風デザインの家に住みたいのか、和風デザインの家に住みたいのか方向性を決めることで、自分に合っている外観デザインを見つけられます。
この時、デザインのトレンドを取り入れようとするあまり、奇抜で最先端過ぎるデザインを選ぶのはあまりおすすめしません。家は一生に1度レベルの大きな買物です。なんとなく流行っているからという理由で外観デザインを選ぶと後悔することになります。デザインを選ぶ際には流行を追うよりも自分が過ごしやすい空間を選ぶことを心がけましょう。
内装を考えるうえで知っておきたいポイント
内装の印象を大きく左右するポイントの1つが、壁材です。内装を決める際はインテリアなどに着目しがちですが、どんなに素敵な家具や家電を選んでも、壁の印象とマッチしないと全体の印象がよくありません。内装デザインを決める際にはまず、壁材に何を使うかを決めましょう。
壁材には大きく分けて4つの種類があります。最も一般的で安価な壁材クロスは、扱いやすく色々なデザインがあるため、そのときの気分で張替えも可能です。また、日本で古くから使われている塗り壁は、多少の汚れも時間経過とともに落ちて味が出るなど、機能性のメリットが多数あります。
機能性で言えば、耐水性に優れた壁タイルもデザインの種類が豊富ですので、水回りなどピンポイントで上手に活用するといいでしょう。また、一番人気の無垢材も忘れてはいけません。無垢材は木材の温かさをそのまま家に取り込める優れものです。お値段は他の壁材と比べて少し高めではありますが、高級感のある内装デザインを作りたい方にぴったりの素材でしょう。
また、フローリング材に何を使うかも、内装を決める上で重要なポイントです。さわり心地の良さを優先するなら無垢フローリングやクッションフロア、扱いやすさで選ぶなら複合フローリング、デザインの良さで選ぶならコルクタイルなど、ニーズに合わせて使い分けるといいでしょう。
このように、内装を考える際には全体のバランスを左右する部分をこだわる所からはじめましょう。壁や天井、床面にどの素材を使うかによって、見た目の印象はもちろん、断熱効果や遮音効果も大きく変わります。
始めて新築一戸建てをデザインするとなると、つい「あれもやりたい、これもやりたい」と希望ばかりが先行してしまいがちです。ですが、色々と詰め込み過ぎるとごちゃごちゃとした印象の家に仕上る可能性が高いため気をつけましょう。外観、内装デザインともに気をつけたいのは、“理想のスタイルをしっかり決めてから、細かい部分を決めること”です。ゴールが決まっていれば選ぶべき外観や内観も決めやすいので、まずはどんな家に住みたいのか、全体のデザインを決めるところから始めましょう!