現地見学会に参加するメリットは？参加日にチェックするポイントも解説

マイホーム購入の際、インターネットの情報や、住宅情報誌だけで判断するのは危険です。いろんな媒体から情報収集することは大切ですが、実際自分の目で見て話を聞くことが、マイホーム購入の重要ポイントです。そこで今回は、チラシなどでよくみる現地見学会とは何をするのか、物件見学のメリットやチェックポイントをご紹介します。

現地見学会って何をするの？

まず現地見学会には、大きく分けて3種類あります。

1つ目は、建設途中の住宅を見学する構造現場見学会です。家づくりを考え始めた方のほとんどが、完成された家を見学するのだと思うでしょう。しかし構造見学会に行くことによって、普段見られない家の構造を確認できます。実際に工事を行なっている現場を見ることで、耐震性や耐熱性などの住宅の性能に関わる工夫を知ることができます。さらに、作業を見ながら質問ができるので、理解しやすいです。家を建てる大工さんの様子や雰囲気も感じることができます。

2つ目は完成現地見学会です。新築で建てた終わったばかりの住宅を見学できます。モデルハウスは、同じ敷地内に複数のメーカーや工務店の家が建っていることが多いため、各メーカーが最大限魅力をアピールできるような家を建てています。そのため、理想の家を見つけても、自身の予算や家族構成を考えると現実的ではないと後から後悔します。さらになかなか暮らしのイメージが湧きづらくなることも。完成見学会ではリアリティーのある家族構成の予算で建てた家なので、実際に見て体感することで、モデルハウス以上に参考になります。

3つ目はオーナー様宅見学会です。住宅を購入した人が、現在進行形で暮らしている家を見学できます。オーナー様から実際に住んでみて感じたこと、こうしたらよかったなどのリアルな情報を聞けることもあります。また家具家電が入った状態を見ることが可能なので、暮らしをイメージしやすくなります。

なお本記事は主に2つ目の完成見学会の参加するメリットについて詳しく記載しています

現地見学会に参加するメリット

では、具体的に現地見学会に参加するとどのようなメリットがあるのでしょうか。以下では、代表的なメリットについて紹介します。

暮らしのイメージが湧きやすい

上述したように、モデルハウスはメーカーがアピールをする場です。現場見学会に行かず、住宅会社と契約してしまい実際の家とのギャップに、がっかりする方も少なくありません。その点、現場見学会には実際のお家が使われるので、そのメーカーのリアルな姿を確認でき、実際に暮らした後のイメージがつきやすいでしょう。

実際の坪数が把握しやすい

通常、4人家族での生活を想定すると、30～35坪ほどあれば、ゆとりある生活を送れます。一方、モデルハウスは50坪以上あることがほとんどで、実際の広さのイメージが付きづらいです。何坪の家を建てるかによって、予算も大幅に変わるので、早い段階で現場見学会に参加し、自分たちの家は何坪あればいいのか把握しておきましょう。

より新しい情報を得ることができる

通常、モデルハウスは築数年経過しているので、最新の家とはいえません。一方完成現場見学会では、新築の家が使われるため、その住宅会社がつくる最新の家を知れるのです。

現地見学会の持ち物と確認すべきポイントとは

せっかく現地見学会に行くのであれば、その時間を有意義にしたいものです。そこで、以下では現地見学会に持っていくべきものと確認すべきポイントについて紹介します。

持ち物

基本的に手ぶらで問題ないところがほとんどです。持物等で心配なことがあれば、担当者に確認しておくと安心です。もしイメージを掴みやすくするために、設置したい家具家電などがあれば、サイズを測ったメモを持っていくとよいでしょう。注意する点としては、見学会ではスリッパが用意されていることがほとんどですが、靴下は履いていくことをおすすめします。

確認するべきポイント

確認すべきポイントは2つあります。

1つ目は快適性です。快適性とは、夏涼しいか冬暖かいかを左右する住宅性能の一つです。なお、快適性は住宅を建てられた方が入居後に後悔することが多い項目です。なぜなら、住んだ後にしか冬の暖かさや夏の涼しさはわからないからです。入居後の快適性を完全に理解することは難しいです。（間取りや窓の数によっても快適性は変わるため）ですが、完成現場見学会に行けば、ある程度その会社が快適性に力を入れているかわかるでしょう。

2つ目は建築主の家族構成や生活スタイルです。可能であれば、見学会に行く物件は、自身と家族構成が似ている建物をおすすめします。たとえば、建築主が夫婦2人、子ども2人の計4人家族であれば、生活しやすいLDKの畳数は18～20畳です。

このように家族構成が似ている建物であれば、自身の生活と照らし合わせられるので、よりイメージがつきやすくなるでしょう。

まとめ

本記事では、現地見学会に参加するメリット、参加日にチェックするポイントについて解説しました。現地見学会に行くことで、暮らしのイメージが具体的に想像でき、理想の住まいづくりに一歩近づくでしょう。今回は完成現地見学会について、詳しく記載していますが、どの見学会もほとんど参加するメリットしかないです。マイホーム購入を考えている方は、ぜひ参加しましょう。

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